不用品処分の勘所

不用品のマザーボードに使われているレアメタルを資源として活用する

リモートワークの普及により、自宅で使うパソコンを購入したり、性能の高いパーツに交換する人が増加しています。そうした流れの中では、今まで使っていたパソコン・パーツが不用品となってしまいます。

メーカ製のパソコンについては、パソコンリサイクル法(資源有効利用促進法)によりメーカーに回収義務があるので、規定の手続きに従って処分するだけです。しかし、パーツについては、回収義務がないので不用品を自分で処分しなければいけません。

住んでいる自治体ごとにごみの捨て方が異なりますが、ほとんどの場合は燃えないごみとして処分できます。


不用品となったパーツをただのごみと捨てることに法的な問題はありません。しかしながら、環境問題を考えるならば、別の処分方法も考えるべきです。

なぜなら、パソコンのパーツには多くの貴重な金属が使われています。パーツの中で最も大きく重量のあるマザーボードについて見ていくと、金・銀・銅・パラジウムなどが含まれています。

不用品のマザーボードに使われているレアメタルを資源として活用する マザーボード1枚に含まれるレアメタルは少量でも、集めれば相当な量になります。これをごみとして処分すれば焼却されて埋め立てられるだけで、二度と資源として使われることはないでしょう。

日本は海外からレアメタルをわざわざ輸入して様々な製品を作っている事を考えれば、非常にもったいない話です。

不用品となったマザーボードのレアメタルを無駄にしないためには、どうすればいいのかというと専門の不用品回収業者に任せることが理想的な解決方法です。マザーボードを集めた不用品回収業者は、動作確認をして使えるものは再利用しますし、完全に壊れているならば粉砕してからレアメタルを抽出します。

これにより焼却されるのとは違い資源が無駄になることはありません。しかも、個人からの買取をしている不用品回収業者に任せれば処分費用が浮くだけでなく臨時収入も期待できるのでお得です。最寄りに専門の不用品回収業者がなくても、郵送での回収をしているところは多いのでインターネットで調べれば見つかるでしょう。