不用品処分の勘所

海岸に流れ着いたごみは誰が処分しているのか?

海水浴に行ったら海岸に大量のごみがあって驚いた、という経験をしたことがあるという方は少なくないのではないでしょうか。
実は、海岸にあるごみは、海水浴客が廃棄したものだけではないのです。というのも、海岸には海からたくさんのごみが流れつくケースも多く、そういった場合には、いくら海水浴客が自分で出したごみを持ち帰ったとしても、それだけで美しい海岸にするには十分ではありません。
もっとも、日本各地の海岸の中にはごみがほとんど見当たらないようなところがいくつもあります。そういった海岸では、いったいどのような人がごみの処分に力を尽くしているのでしょうか。
ボランティアの貢献まず、海外に打ち寄せられたごみの処分に大きく貢献しているのがボランティアの人々です。
特定の海岸を美しくすることを目的に結成された非営利団体など、積極的にごみを集めて処分しようとして活動している組織はいくつもあり、そういった団体の呼び掛けて定期的にごみ収集イベントなどが開催されています。
そういったイベントは基本的に参加資格が限定されていないケースが多いので、もし普段からよく行く海岸をきれいな状態に保ちたいと考えているのであれば、機会を見つけて参加して見るようにするのもおすすめです。
ただし、ごみ拾いは決して楽しいだけでなく危険を伴うケースもあるという点に注意する必要があります。割れた瓶の破片で手を切ったりするおそれがあるので、安全にごみ拾いをするために軍手をして素手では触らないようにするといった工夫が必要になってくるのです。


自治体でもごみ処理班の貢献なお、ごみの処分を担っているのは非営利団体やボランティアの人々だけではありません。
自治体でもごみ処理班を結成して定期的に海岸の清掃を行っているところが数多くあるので、そういった業務に従事している人々もごみの処分を行う上では欠かすことができない大切な存在なのです。
このように、官民を挙げて様々な人たちがごみの処分に一生懸命に取り組んでいるからこそ、美しい海岸が維持されているのだということをしっかりと覚えておくようにしましょう。